筆頭著者論文がPolymer Degradation and Stability誌に採択されました
石田がシーズとして保有する高分子酸化劣化の粗視化分子シミュレーションに周囲酸素濃度依存性を考慮できるようにするモデル拡張を行った成果がPolymer Degradation and Stability(PDST)誌に掲載されました.
大変ありがたいことに,PDST誌の編集長であるMat Celina教授からも査読プロセス中に貴重なコメントを頂くことができました.そのフィードバックを受け,本モデルは単に実験的に(ギリギリ)実現可能な極限条件を再現するだけでなく,現実の大気下で実際に問題となる劣化現象を表現できるモデルへと昇華したと思います.
この研究がPDST誌に載ったことは自身の今後の研究展開に大きく関わるところであるので,自身としても強い思い入れをもって臨んだ成果であったため,今回の掲載が実現したことを心から嬉しく思っています.
- T. Ishida, K. Haremaki, Y. Koide, T. Uneyama, Y. Masubuchi,
Coarse-Grained Molecular Dynamics Simulations for Oxidative Aging of Polymers under Various O2 Concentration
Polymer Degradation and Stability, 239, 111404, 2025.
2025.6.3