Takato Ishida

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研究概要

 「材料」×「時間」をキーワードに研究をしています.環境問題への関心が高まる中,「いろんなプロダクトをできるだけ長く使おうよ」というメッセージは広く浸透しつつあることと思います.長く使われる材料がどのような性質変化をするのか,その変化はモノを使う主体にとって好ましいものなのか否か,といった材料が感じる時間の科学が私の興味の中心です.

 

 材料が時間を経て,その特性が変化する.それが使用者によって良くない変化であれば,それを劣化といい,これは私がライフワークとして取り組んでいる重要な研究テーマの1つです.

 

 ただし,材料が時間を経ることは必ずしも悪いことばかりではありません.たとえば,木材の風合いが変わって良い雰囲気を醸し出すようになることであったり,化学反応でCO2を固定化するコンクリートなんかは好例でしょう.
そのような材料が時間を経て変わっていく様を素朴な視点で見つめる,そんな研究をしている(していこう)と思っています.

 

 また,最近では材料の一生をトータルで考える上で重要なリサイクルの根幹をなす「分解の科学」にも興味があります.たとえば,化学的分解を経てプラスチックをクリーンな化学原料へ再還元するケミカルリサイクルは現状唯一の完全リサイクルを実現できる手法です.「分解の科学」を深めて分解プロセスの最適化を進めていけば,年間1億トン以上のCO2排出量削減まで見込めると言われています.私が継続的に取り組んできている劣化と分解は実はかなり共通点が多く,蓄積してきた知見を活かして未来社会をちょっと明るくする貢献ができれば嬉しいなと思います.

 

 主な対象材料は,高分子(プラスチック),セメント・コンクリート系材料などであり,シミュレーション・実験の各種方法を組み合わせて研究を行っています.

お知らせ

石田 崇人 / Takato ISHIDA
名古屋大学大学院 工学研究科 物質科学専攻
レオロジー物理工学研究グループ
日本学術振興会 特別研究員 PD

E-mail: ishida[at]mp.pse.nagoya-u.ac.jp

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