初めての最終・責任著者の論文がConstruction and Building Materials誌に掲載されました
私,石田の研究者人生初の最終・責任著者論文がConstruction and Building Materials誌に掲載されました.
名大・増渕研D3の仲井くんが1st authorの研究論文です.セメント系材料の中で最もシンプルなセメントペースト中のガス拡散を取り扱った研究で,異なる拡散性を有する複数の拡散状態を真面目に解析的に解いてやるとどうしても有効拡散方程式的なアプローチでは表現できない時間領域があるということを示しました.
これは石田が10年前に高等専門学校の卒業研究での初めての研究活動で取り扱ったテーマであり,セメント系材料中の拡散現象は建築・建設系材料の領域では何十年にもわたって今日でもメインストリームを張っているテーマです.
10年後にこんな研究アウトプットを出しているなんて当時の僕には想像もしていないことだけれども,愛着を持ってきたテーマでもあるのでなんかエモいですね.
もしご興味あれば御覧ください.
Fumiaki Nakai, Takato Ishida, “Gas Diffusion in Cement Pastes: An Analysis using a Fluctuating Diffusivity Model“, Construction and Building Materials, 407(1), 133411, 2023.
2023.11.1