主著論文がMacromolecules誌に掲載されました
石田が筆頭著者である高分子劣化の粗視化分子シミュレーションに関する論文がMacromolecules誌に掲載されました.
この仕事は学振PDで名古屋大に来てからの結果でして,むしろこれを構築するために現在の研究グループ(名大・増渕研)に来たと言えます.高分子劣化の研究は,石田が東大建築学科4年生の卒業研究で,北垣亮馬先生(現北大教授)と一緒に立ち上げてもう8年になりますね.実験的研究を重ねる中でビジョンが作れていたシミュレーション法で意気揚々と名大の高分子物理の部屋に来たわけですが,実際に確立するまでは苦労もあって共著者の先生方のご指導,名大・増渕研の学生のみんなが色々とアドバイスをくれたおかげで論文にするに至った思い入れのある内容です.
少なくとも向こう10年の石田の研究計画の中で何するにしても基盤になるような成果だと思います.これを足がかりに進展できるよう精進します.もしご興味あれば御覧ください.
Takato Ishida, Yuya Doi, Takashi Uneyama, Yuichi Masubuchi, Modeling for heterogeneous oxidative aging of polymers using coarse-grained molecular dynamics, Macromolecules, in print. https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.macromol.3c01708
2023.11.2